子ども会を運営されている方へ

地域の子ども会で一緒に活動する子どもたち

CHILDREN'S ASSOCIATION TODAY

子ども会を、
いまの暮らしから考えてみる

子ども会には、地域だからこそできる体験があります。

友だちと遊ぶこと。年齢の違う子どもと関わること。家族だけではできない経験をすること。地域の大人を知ること。

一方で、その活動を支える保護者の生活も、大きく変わっています。

現代の子ども会について考える

CHILDREN'S ASSOCIATION TODAY

子ども会を取り巻く環境は、
どのように変わってきたのでしょうか。

子ども会には、地域の中で子ども同士が出会い、家庭や学校だけでは得にくい体験をする大切な役割があります。

一方で、少子化、働き方、家族のあり方、習い事、生活時間、地域との関わり方は大きく変わりました。

そうした変化の中で、子ども会の運営についても、昔と同じ人数、同じ役割、同じ行事、同じ会議、同じ参加の仕方を前提にし続けることは難しくなっています。

子ども会をなくすか、無理をして続けるか。
選択肢は、その二つだけではないはずです。

VALUE AND BURDEN

子ども会の価値と、
保護者が感じる負担。
その両方を見てみる。

一つの自治体の調査ではありますが、名古屋市が小学校1年生から中学校1年生の子どもと保護者を対象に行った調査からは、価値と負担が同時に存在する姿が見えます。

子ども会で得られる体験と、運営を担う保護者の負担を表したイメージ
令和6年 市民意識調査 子ども・保護者の有効回答 845件

参加してよかったこと

子ども会には、
今も感じられている価値がある。

現在加入、または以前加入していた家庭 349件への質問

地域とのつながりが生まれた
43.8
保護者同士のコミュニティづくり
39.5
子どもの仲間づくり
39.0
家族だけではできない体験
38.4
参加経験者の 63.3

が負担を感じている

かなり負担 20.6%/少し負担 42.7%

負担を感じた221件への質問

役員や活動の手伝い
82.4%
会議に時間を取られる
51.6%
行事・活動内容の企画
27.1%
保護者同士の人間関係
22.6%

価値を感じることと、
負担を感じることは、両立しています。
子ども会への参加を考えるうえで、今の暮らしとのバランスが大きな要素になっていることがうかがえます。

72.8

魅力的な子ども会に
「保護者の負担が少ないこと」が必要

54.3

参加者を増やすうえで最も効果的なのは
「負担を減らすため行事・運営方法を見直すこと」

出典:名古屋市「子ども会活動の振興に向けた市民意識調査 結果報告書」(令和6年11月)。子ども・保護者の有効回答845件。

A LIMITED PERIOD

数年ごとに担い手が入れ替わる。
子ども会ならではの特徴です。

子どもの成長に合わせて父親と母親が子ども会の運営を引き継ぐイメージ

同窓会やOB/OG会とは違い、子ども会は、保護者が長年所属し続けることを前提とした組織ではありません。

多くの場合、自分の子どもが対象年齢である限られた期間だけ、保護者として子ども会の当事者になります。子どもの卒業を機に、保護者としての関わり方が変わっていく家庭も少なくありません。一方で、子どもの卒業後も地域の世話役として活動を支える人もいます。兄弟姉妹が少ない家庭では、子ども会の役員を経験する機会が一度だけになる場合もあります。

経験を積んだ人がずっと組織に残ることを前提にした運営モデルは、子ども会には合いにくいところがあります。

役員を育て続ける組織ではなく、
毎年、初めて運営する人がいて当然の組織。

出典:名古屋市「子ども会活動の振興に向けた市民意識調査 結果報告書」(令和6年11月)。以前加入していたが、現在は加入していない家庭86件への質問。

PARENTS' LIFE STAGE

子ども会に関わる時期は、
保護者にとって
どんな時期なのでしょうか。

88.7

回答した保護者の30~40代合計

30代 25.7%/40代 63.0%

69.1

回答した家庭の共働き合計

夫婦ともフルタイム 28.2%/その他の共働き 40.9%

年代や就労状況だけで、一人ひとりの忙しさを決めつけることはできません。

ただ、仕事、子育て、家事、学校行事、習い事、家族それぞれの予定が重なりやすい時期に、子ども会の運営も加わります。

子どものためなら、何かしてあげたい。そう思っていても、平日の夜に会議へ出ること、週末を何度も準備に使うこと、仕事の合間に連絡や集計をすることまで無理なくできるとは限りません。

「子どものため」という言葉だけで、
保護者の時間を無限に使えるわけではありません。

出典:名古屋市「子ども会活動の振興に向けた市民意識調査 結果報告書」(令和6年11月)。保護者回答845件。

EVERY YEAR, A BEGINNER

経験が積み上がりにくいのは、
なぜでしょうか。

子どもの卒業、保護者間の引き継ぎ、ベテラン世話役による助言を表したイメージ

ここからは統計ではなく、子ども会という組織構造についての考察です。

子ども会では、役員の任期や保護者として関わる期間が限られています。丁寧に引き継いでいても、経験した人が次々と運営を離れていくことは避けられません。

  1. 前年のExcelや資料を開く
  2. LINEやメールから過去の連絡を探す
  3. 「去年はどうしましたか」と聞く
  4. 背景が十分に共有されないまま、前年の方法を踏襲することもある
  5. ようやく分かってきたころ、次の役員へ引き継ぐ
  6. ベテランの世話役がいる場合は指導を受けることは可能

問題は、データが残っているかだけではありません。「何をしたか」に加えて、「なぜそうしたか」「やってみてどうだったか」「次回は何を変えたいかまで残って、初めて経験になります。

引き継ぎで残しにくいのは、資料だけでなく、
なぜこの仕事をしているのか」という背景なのかもしれません。

FEWER CHILDREN, SAME STRUCTURE?

子どもの数が変わる中で、
運営の形は
どう変わってきたでしょうか。

子どもの数や加入世帯が変わる中で、役割や行事の持ち方によっては、一家庭が担う範囲も変わってきます。

会長 副会長 会計 班長 行事担当 会議 町内会との調整 学区との調整 年間行事

名古屋市は、子ども会の減少傾向が続き、近年その傾向が特に顕著であること、主要因の一つに運営に携わる保護者の負担があることを示しています。

人数が変わる中で、
今に合う運営の形を考えてみる。

出典: 名古屋市「子ども会活動振興策の方向性」

TRADITION AND TODAY

長く受け継がれてきた経験を、
今の暮らしにどう活かすか。

長年続いてきた行事や運営方法には、それぞれ理由があります。地域の事情を知り、安全に活動を続けてきた経験は、簡単に置き換えられるものではありません。一方で、子どもの数や家庭の生活時間が変われば、同じ方法を続けることが難しくなることもあります。

受け継ぎたい経験

地域で積み重ねられた知恵

  • 行事を安全に行うための知識
  • 地域や学校との関係
  • 場所や人についての理解
  • 子どもを見守ってきた経験

今の暮らしから考えてみること

運営の前提や続け方

  • 会議には全員が集まるもの
  • 去年やったから今年もやる
  • 役員は順番で全員が経験する
  • 行事を減らすのは申し訳ない
  • 現在の人数に対して、役割や行事が多くなっていないか

長く地域を支えてきた人の経験を尊重しながら、
今の家庭にも続けやすい形を一緒に考えていく。

DIGITAL IS NOT THE ANSWER

道具が変わることで、
運営はどこまで
変わるのでしょうか。

すでに多くの子ども会で、LINEやExcelをはじめとするデジタルツールが活用されています。その上で、道具に何を任せ、何を子ども会の活動として残すのかを考えてみます。

83.8LINE等SNSを利用
20.6Googleフォーム等を利用
2.3Web会議を利用

同じ調査では、役員活動に負担を感じる人も82.0%いました。ただし、この二つの数字に直接の因果関係があるわけではありません。

すでに多くの団体でデジタルツールが使われていることを考えると、道具を変えることだけでは説明しきれない負担もありそうです。

道具を変える前に、
何を続け、何をやめるかを考える。

出典:名古屋市「令和7年度地域子ども会の運営に関するアンケート調査 調査結果」(令和8年)。地域子ども会育成会会長345件。

BURDEN AND REWARD

負担と、やりがい。
調査からは、
その両方が見えてきます。

同じ育成会会長345人への調査では、負担とやりがいの両方が示されています。

役員活動に 82.0

負担を感じる

かなり 28.4%/少し 53.6%

一方で 70.7

やりがいを感じる

かなり 15.9%/少し 54.8%

この結果からは、子ども会の運営を「負担」だけで捉えることも、「やりがい」だけで捉えることも難しいことがうかがえます。

大変だと感じる人がいる一方で、子どもの様子や行事、地域での交流などにやりがいを感じる人もいます。

子ども会の活動には、負担だけでは説明しきれない側面もあります。

減らしたいのは、子ども会ではない。
やらなければならないこと」の方です。

出典:名古屋市「令和7年度地域子ども会の運営に関するアンケート調査 調査結果」(令和8年)。地域子ども会育成会会長345件。

OUR VIEW

役員としての関わり方は、
一つでなくてもよいのかもしれません。

役員としての関わり方は、地域や年度によってさまざまです。前年の活動を受け継ぐことも、新しいことを試すことも、少し規模を整えることもできます。すべての保護者が同じ熱量で参加する必要はありません。

やってみたいことがある人が、「こんなことをしたい」と話す。それを周りと共有する。一緒にやりたい人がいれば、できる範囲でやってみる。やらない年があってもいい。小さくしてもいい。

子どもが楽しそうだった。自分たちも意外と楽しかった。その姿を見た次の人が、「それなら自分も少しやってみたい」と思う。

行事の進め方、地域との関係、安全に活動するための知恵。長年積み重ねてきた経験と一緒に、子どもや大人が「楽しかった」と思える経験も残していけたら、次の担い手との関係も少し変わるかもしれません。

何を次の世代へ
残したいのでしょうか。
引き継ぎたいのは、
役割だけではなく、楽しさも。

WHAT COULD CHANGE

これからの運営で、
少し見直せることは
あるでしょうか。

これは解決策ではなく、それぞれの子ども会でこれからを考えるときの三つの方向です。

01

やらないことを決める

前年から続く仕事を、本当に必要か、今年もやりたいか、子どもにとって意味があるかという視点で見直します。

02

やりたいことを共有する

役員だけが企画を背負わず、子ども、保護者、地域の人が「やってみたいこと」「できること」を持ち寄れる余地をつくります。

03

明らかな事務は仕組みに織り込む

名簿更新、出欠集計、回答確認、リマインド、会費確認、資料保存など、毎年繰り返す作業を必要に応じてデジタルで補助します。

便利な道具を使うことが目的ではありません。
人がやりたいことに、時間を使える余地をつくるためです。

IF NEEDED

必要なところでは、
道具の力を借りることもできます。

子ども会をどう運営するかは、それぞれの地域で決めることです。「ここは毎年同じ作業で大変」「ここだけは誰かの記憶に頼りたくない」という部分があれば、トリブライトの基盤で支援することもできます。

選択肢の一例

  • 世帯・会員情報
  • お知らせと回答確認
  • 行事、出欠、申し込み
  • 会費、参加費
  • 写真、活動記録
  • 資料、年度間の引き継ぎ
  • 役割に応じた閲覧範囲
世帯・会員情報を中心に必要な運営業務を支える構成例
すべてを導入する前提ではなく、必要な部分を考えるための参考イメージです。

まず、見直してみたいこと

  • 毎年同じ名簿を作り直していないか
  • 同じ回答を何度も転記していないか
  • 会議でなくても確認できることはないか
  • 前年資料の所在を毎年探していないか
  • 役員個人のLINEや端末だけに情報が残っていないか

SECURITY / PRIVACY

子どもの情報を扱う以上、
便利さより先に考えること。

父親と母親が子どもの意思と情報の共有範囲を確認してから安全に扱うイメージ

子どもの氏名や学年、保護者の連絡先、行事の参加情報、写真、行動予定などは、必要以上に共有しないことが大切です。

  • 誰がその情報を見られるのか
  • いつまで情報を持つのか
  • 役員交代時権限とデータをどう扱うのか
  • 写真どこまで、誰と共有するのか

デジタルを使う場合も、誰が、いつまで、どのように情報を扱うかを、運営の一部として決めておくことが大切です。

個人情報への意識やリスク認識が高まる中、担当者一人ひとりの注意だけに依存せず、情報の扱い方を運営として考えておく重要性も高まっています。

CONTACT

子ども会を、どう変えるか。
まず、今の運営を
一緒に見てみませんか。

何をデジタル化したいかが決まっている必要はありません。

何を続けたいのか。何をやめてもよいのか。誰が負担に感じているのか。どんな活動なら子どもも大人も楽しめそうか。そこから伺います。

今の方法のままでよい部分も、既存の無料サービスで十分な部分もあるかもしれません。トリブライトは、子ども会に関わるさまざまな負担やリスクに対応するための「仕組み」を、すでに備えています。

そのうえで、何を使うのか、どこまで使うのかは、それぞれの子ども会の運営や考え方に合わせて一緒に考えます。

  1. 01相談する
  2. 02現在の運営を一緒に確認する
  3. 03必要な部分があれば方法を考える

システム導入を前提としたご相談ではありません。

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